日蓮正宗の信仰 -七百五十年の伝統を受け継ぐ-

■不安な社会を生き抜くために

現在、私たちは世界的な経済危機をはじめとする様々な苦難に見舞われ、行先の見えない社会生活を余儀なくされています。そのほか、仕事や人間関係によるストレス、病気、老後の問題など、不安な要素は数限りなくあります。 こうした不安な社会を生き抜くために私たちは、何を心の支えとしていけばよいのでしょう。
日蓮大聖人はすべての人々を救うために、「南無妙法蓮華経」の教えを立てられました。あなたも仏様の真実の言葉に耳を傾けてみませんか。

■日蓮大聖人の教え・信仰の功徳

日蓮大聖人は、信仰をたもつ信徒に、「法華経を信ずる人は冬のごとし、冬は必ず春となる」(御書八三二)と教えられています。これは、どんなに苦しい状況にあっても、妙法を信じていくならば、必ず幸せになれると励まされたお言葉です。

日蓮大聖人の教えを素直に信じ、妙法の信仰をたもつことにより、

①御本尊に祈念する願いや希望が叶えられる。
②生命が浄化され、物事を正しく判断できる智慧(ちえ)をさずかり、悩みや苦しみに打ち勝つ心をもつことができる。
③自分だけではなく、周りの人々をも真の幸せに導くことができる。
④父母を救い、先祖代々の人々を成仏させ、子孫に幸せをもたらす福徳を備えることができる。

など、さまざまな功徳を得ることができるのです。
実際に、多くの人々が日蓮大聖人の教えを信仰・実践して、もろもろの苦難を克服し、歓喜と感謝に満ちた日々を過ごしています。この限りある人生、かけがえのない尊い一生を、誰もが悔いなく幸せに送りたいと願っています。

さあ、あなたも幸せへの一歩を踏み出しましょう。いつでもあなたをお待ちしております。

『正しい信仰のすすめ①』より

日蓮大聖人の教えで、人生を幸せに!

あなたは今、悩みを抱えていませんか?
幸福な人生を歩みたいと思いませんか?

■あなたの悩みや苦しみは、あなたの過去から行ってきたことの結果です。

日蓮大聖人は、「過去の因(いん)を知らんと欲(ほっ)せば、其(そ)の現在の果(か)を見よ。未来の果を知らんと欲せば、其の現在の因を見よ」(開目抄・御書五七一)とのお経文を引かれて、現在の結果は過去の行いによるものであり、未来の結果は現在の行いによるものであることを教えられています。したがって、これからの人生を幸福なものに変えたいならば、今現在の行いを正しいものに変えていくことが大事となります。

■そのためには正しい信仰が必要です。

仏法では、今の時を「末法」といい、あらゆる教えはもとより釈尊(しゃくそん)の仏法であっても、人々を正しく導く力が失われる時代であると説いています。また、すべての人々を救うため、真実の教えを説く新たな仏が現れることも予言しています。この予言どおり、末法に日蓮大聖人が出現され、南無妙法蓮華経の御本尊を顕されました。この御本尊を信仰すれば、いかなる苦難や障害も乗り越える強い生命力がわき、物事を正しく解決する智慧を授かり、本当の幸せを得ることができます。

■信仰は「信ずる」ことから始まります。

その重要性を日蓮大聖人は、「仏法の根本は信を以(もっ)て源(みなもと)とす」(日女御前御返事・御書一三八八)と仰せられています。日蓮大聖人の御本尊を信じて南無妙法蓮華経と唱えるとき、今までの自分が変わります。自分が変わることによって周りの人たちも変わり、周囲の環境も変わって、苦悩の人生は歓びの人生へと変わっていくのです。

■信ずることは行動する事です。

何よりもまず、日蓮大聖人の教えを実践してみてください。
そして御本尊の広大なる功徳・利益を実感してください。

日蓮大聖人御金言(ごきんげん)

「只南無妙法蓮華経とだにも唱(とな)へ奉(たてまつ)らば滅(めっ)せぬ罪や有るべき、来たらぬ福(さいわい)や有るべき。真実なり甚深(じんじん)なり、是(これ)を信受(しんじゅ)すべし。」(聖愚問答抄・御書四〇六)

『正しい信仰のすすめ③』より

日蓮大聖人の教えは心の支え -心の悩みを抱えている人へ-

■現代社会が抱える心の問題

変化の激しい現代社会で私たちは、多くのストレスを感じながら生きています。周囲の環境や対人関係での悩み、健康の不安など、心の負担が大きくなるにつれ、やがて心の病気にかかってしまいます。
心の病気は、うつ病などの精神疾患を引き起こし、幼児虐待、いじめ、引きこもりなどの原因となり、自殺者が毎年3万人を超えることも、現代社会が抱える大きな問題です。

■信仰の実践

こうした心の問題を解決しようと、社会や個人においても様々な取り組みがなされていますが、有効な解決策は見出されていません。日蓮大聖人の仏法は、心の問題を根本から解決し、苦悩が渦巻く世の中を生き抜く勇気と希望を与えてくれます。心が折れそうになったとき、また生きることが苦しくなったとき、大聖人の仏法がどれほど心の支えとなり、勇気が湧き力強く立ち上がれるか、今こそ信仰の重要性を認識するときです。

■苦しみから救われる道

大聖人は、悩み苦しむ人々に対し、「大風ふき候(そうら)へどもつよきたすけをかひぬればたうれず。(中略)甲斐無き者なれども、たすくる者強ければたうれず」(三三蔵祈雨事・御書八七三)と示されています。この御文は、人生において嵐のような苦難が押し寄せてこようとも、心に強い支えがあれば決して倒れることはない、との意味です。大聖人の顕された御本尊の功徳は絶大です。もし、あなたがまだ一人で悩んでいるとしたら、是非、日蓮正宗の寺院に足を運んでください。そこには、あなたを救う真実の仏法があります。

日蓮大聖人御金言(ごきんげん)

「わざはひも転じて幸ひとなるべし。あひかまへて御信心を出(い)だし此の御本尊に祈念せしめ給(たま)へ。何事か成就せざるべき。」(経王殿御返事・御書六八五)

「どのような災いも幸いに変わるのである。心して強盛(ごうじょう)にこの御本尊に祈念していきなさい。何事も成就しないわけがない。必ず叶うのである。」

『正しい信仰のすすめ④』より

人生の四苦八苦(しくはっく)を乗り越えるために -妙法の教えによって-

■人生の苦しみ

私たちの生きる世界は、様々な苦しみで満ちています。病気や老いよる肉体的・精神的な苦痛、職場や地域などでの人間関係の悩み、そしてやがて誰もが迎える臨終に対する恐れなど、その多くは文明の発達や人の努力だけで解決できるものではありません。このような、誰もが避けて通ることのできない現実の相(そう)を仏教では、”四苦八苦(しくはっく)”と説かれています。

四苦八苦

①生苦(しょうく) ・・・・・・・・ 生まれてくる苦しみ。
②老苦(ろうく) ・・・・・・・・・ 老いていく苦しみ。
③病苦(びょうく) ・・・・・・・・ 病気による苦しみ。
④死苦(しく) ・・・・・・・・・・ 死を迎える苦しみ。
⑤愛別離苦(あいべつりく) ・・・・ 愛する者といつかは別れなければならない苦しみ。
⑥怨憎会苦(おんぞうえく) ・・・・ 恨み憎むものや自分の望まない状況に遭遇する苦しみ。
⑦求不得苦(ぐふとっく) ・・・・・ 求めるものを得られない苦しみ。
⑧五陰盛苦(ごおんじょうく) ・・・ 人間の身体的・精神的作用が盛んになることによって受ける苦しみ。

四苦とは、八苦のうち①~④の人間として逃れられない必然的な苦しみ「生老病死(しょうろうびょうし)」のことです。

■苦悩の人生から脱却

「自分には特に悩みはない」と言う人にも、この四苦八苦は必ずやってきます。しかもそれは、過去世(かこせ)から今日まで積んできた罪障(ざいしょう)により、重なり合って現れることが多く、それによって苦悩のどん底に陥ることもあるのです。一切衆生を救済するために出現された御本仏・日蓮大聖人は、「偏(ひとえ)に先業(せんごう)の重罪を今生(こんじょう)に消して、後生(ごしょう)の三悪(さんあく)を脱(まぬか)れんずるなるべし」(佐渡御書・御書五八〇)と仰せられ、過去よりの罪障がたとえどんなに大きくとも、大聖人の顕された妙法の教えを信ずる功徳によって、それらはすべて消え去り、苦悩の人生から脱却できることを教えられています。

■正しい信仰に生きよう

大聖人の正法(しょうぼう)を信じ、南無妙法蓮華経のお題目を唱えることによって、今までの苦しみの生命(いのち)が清らかな生命へと変わります。弱かった心は何物をも恐れない強い心に代わり、いかなる苦悩も克服できる自在の境地となれるのです。苦悩の人生を、幸福な人生へと変えることのできる宗教、それは日蓮正宗しかありません。人生の四苦八苦を乗り越えていくことができる教え、それは御本仏・日蓮大聖人の南無妙法蓮華経なのです。

■まず実践してみよう!

日蓮正宗の信仰を実践することにより、あなた自身はもとより、あなたの家族の未来までも大きく変えていけるのです。
是非、日蓮正宗の寺院の門をたたいてください。そこには、あなたの人生観を変え、何があっても崩れることのない、絶対的な幸福境涯に導いてくれる真実無上(しんじつむじょう)の教えがあります。

『正しい信仰のすすめ⑥』より